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 そっくりだけど、にせモン――。熊本県は22日、県の許諾を得ずにゆるキャラ「くまモン」関連のグッズを製造した中国の業者が摘発され、現地当局から罰金命令を受けたと発表した。くまモングッズの「偽物」に対する行政処分は国内外で初めてという。

 県によると、摘発されたのは中国浙江省義烏市のおもちゃ会社「義烏衆吉玩具有限公司」。昨年6月28日付で同市の市場監督管理局が違法所得約4万3千円や商品の没収、罰金約13万5千円の支払いを命じた。工場からは約2万個のクリップや約950個のバッグ、人形やブランケットなどが押収されたという。

 くまモンの著作権は県に帰属し、利用には許諾が必要。海外で未許諾商品が増えたため、県は2014年10月からインターネットで調べはじめ、偽物の製造、販売業者に警告文を送ってきた。警告した商品は約120点にのぼるという。

 今回は昨年3月に発見。数が多く悪質だとして、初めて現地当局に通報した。当局に対し、業者側は「絵柄はオフィシャルサイトから取った」などと説明したという。(籏智広太)