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 自動車部品大手タカタ製のエアバッグの不具合をめぐる問題で、米高速道路交通安全局(NHTSA)は22日、エアバッグの破裂で新たな死亡事故が起きたことを受け、追加で500万個のエアバッグ部品のリコール(回収・無償修理)をおこなうと発表した。

 タカタ製エアバッグをめぐる問題は、すでに全米の自動車史上最大のリコールとなっているが、今回の追加措置で、対象は最大2800万個に増える見込みだ。今回の対象には、独フォルクスワーゲン(VW)、同社傘下のアウディ、独ダイムラー傘下のメルセデス・ベンツの車種も初めて含まれた。複数の部品を積んだ車種もあり、リコール対象となる具体的な台数は把握できていないという。

 NHTSAによると、米南東部サウスカロライナ州で昨年12月、米フォード製のピックアップトラックが障害物にぶつかり、エアバッグが破裂。運転手が死亡した。この事故で、タカタ製のエアバッグに関連する死亡事故は全米で9件目、世界で10件目となった。

 タカタのエアバッグをめぐってはこれまで、米国で自動車メーカー12社の約1900万台に搭載されたエアバッグ部品2300万個がリコール対象になっていた。タカタは昨年11月、7千万ドル(約83億円)の制裁金を現金で支払うことでNHTSAと合意していた。(サンディエゴ=五十嵐大介

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