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(24日、ラグビートップリーグ・リクシル杯決勝 パナソニック27―26東芝)

 静寂の秩父宮に歓声とため息が交錯した。試合終了間際のラストプレー。風に押された楕円(だえん)球の軌道は、両チームの明暗を分けた。

 逆転のかかったステインの右からのゴールキックが外れ、見守った東芝の選手たちはひざをつく。一方、インゴールから重圧をかけるために走ったパナソニックの選手たちは芝の上で跳び上がった。「最後までどっちが勝つか分からなかった。『信じよう、信じよう』と声を掛け合い、みんなが互いを信じた結果です」。チームの中心で3連覇を支えてきた田中は、うれし涙に暮れた。

 昨年12月の対戦は17―17の引き分け。パナソニックが主導権を握り、終盤に東芝が追い上げる展開は前回と大差ない。変わったのは、両チームの反則数。パナソニックは11→3、東芝は7→6。両者ともリーグ戦より反則を減らしたが、王者は相手の隙を着実に得点につなげた。このレベルになると、わずかな差が勝敗に直結するものだ。

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