【動画】琴奨菊の地元・福岡県柳川市では関係者やファンが歓喜に沸いた=横田千里撮影
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(24日、大相撲初場所千秋楽)

 日本出身力士として10年ぶりに賜杯(しはい)を抱いた福岡県柳川市出身の大関琴奨菊(31)=本名・菊次一弘。故郷から国技館に駆けつけた両親や地元で見守る恩師やファンらは歓喜に沸いた。横綱昇進がかかる春場所に向け、期待はさらに高まっている。

 優勝の瞬間、故郷・福岡県柳川市から国技館に駆けつけた父一典さん(60)と母美恵子さんはハンカチで顔を覆っておえつを漏らした。一典さんは「震えが止まらない。けがで苦労したが、やっと報われた。おやじ(故・祖父一男さん)も喜んでいるだろう」。美恵子さんは「もう最高」と声を弾ませた。

 妻祐未さん(29)の姿も。「必ず賜杯の横に座らせる」と昨年7月の結婚直後に約束された。場所中は「頑張って」と言わず、「行ってらっしゃい」に全ての気持ちを込めた。「とても輝いていた。ありがとうと言いたい」

 祖母の粋子(すいこ)さん(82)は柳川総合保健福祉センターで見守った。琴奨菊を相撲の道に導いた一男さんの遺影を抱いた粋子さんは「応援してくれたみなさんのおかげです。(琴奨菊に)『よく頑張ったね』と言ってあげたい。次は横綱へ向け、頑張ると思う」。