【動画】九州地方などで降雪。熊本市内も雪化粧=小原智恵、籏智広太撮影
[PR]

 この冬一番の強い寒気の影響で九州・山口は24日、各地で最高気温が0度未満の真冬日になり、まとまった雪が降った。長崎市や鹿児島市、山口市では積雪が10センチを超え、沖縄県名護市では沖縄本島で観測史上初のみぞれを観測した。交通機関が大幅に乱れた。寒さは徐々に緩むが、25日も雪が降る見込みで、気象庁は早朝の路面凍結などに注意を呼びかけている。

 各地の警察などによると、九州・山口では雪や路面凍結などの影響によるスリップ事故や転倒などが相次ぎ、24日夜までに少なくとも64人がけがをした。

 気象庁によると、各地の積雪は午後5時現在、長崎市で17センチ、鹿児島市と山口市で10センチ、佐賀市で6センチなど。長崎市は観測史上最も積雪の多かった1967年などの15センチを更新した。鹿児島・奄美大島(奄美市)では午後、1901年2月以来、115年ぶりの雪を観測。沖縄県宜野湾市では同夜、雨にまじってあられのようなものが降った。

 25日午後6時までの24時間の降雪量は多いところで、山口県では20~40センチ、九州北部で5~20センチ、九州南部の宮崎、鹿児島両県では10~20センチと予想される。

 この雪の影響で、空の便は日本航空や全日空の東京や大阪と九州各地を結ぶ便を中心に全国で約500便が欠航し、影響は25日まで残る見通し。各地を走るJR九州の在来線や九州新幹線、高速バスも、多くの路線に運休や遅れが出た。海路でも、博多と韓国・釜山を結ぶ高速船ビートルが全便欠航するなど欠航や遅れが相次いだ。また、厳しい寒さのため水道管の凍結や破裂もあった。