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 英国を拠点とするシリア内戦の反体制派NGO「シリア人権監視団」は24日、同日までの3日間に、過激派組織「イスラム国」(IS)が首都と称するシリア北部ラッカ郊外や、IS勢力下にある東部デリゾール郊外で、アサド政権軍とロシア軍によるとみられる空爆があり、子どもを含む民間人164人が死亡したと発表した。

 監視団によると、デリゾール郊外では子ども27人を含む民間人118人、ラッカ郊外では子ども16人を含む民間人46人が、それぞれ空爆で死亡したという。

 また、AFP通信などによると、ロシア軍の軍事支援を受ける政権軍は、24日までに地中海沿岸の北西部ラタキア県で、戦略的要衝のラビアを含む反体制派の勢力下にあった複数の町を制圧したという。

 シリア内戦を巡って国連は、政権と反体制派の双方をスイス・ジュネーブに招いて和平実現について協議する会合を今週中にも開催する方向で調整している。政権側は会合前に攻勢を強めることで、協議を有利に進めたい思惑とみられる。一方、反体制派は政権軍がロシア軍と共同軍事作戦を展開していることに猛反発しており、協議に影響が出るのは必至だ。(イスタンブール=春日芳晃

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