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 発がん性のある「オルト―トルイジン」などの化学物質を扱っていた北陸の化学工場の社員らが相次いで膀胱(ぼうこう)がんを発症した問題で、工場の社員は25日、労働組合結成を会社に通告し、団体交渉を申し入れた。

 発症者3人を含む社員で「化学一般関西地方本部」(大阪市)の支部を結成。今後は再発防止策、発症した社員の補償などを会社側と交渉する。組合によると会社側は4年前、オルト―トルイジンなど「芳香族アミン」の動物実験で発がん性が確認された旨の文書を社員に配布していた。

 労組の委員長に就任した男性(56)は昨年8月に膀胱がんを発症した。「同じような被害が続かないよう組合として訴えていきたい」と述べた。