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 2005年4月に起きたJR宝塚線(福知山線)脱線事故で電車が衝突したマンション(兵庫県尼崎市)の本体工事について、JR西日本は25日、大型クレーンの設置時期を、事故から11年の4月25日以降に延期する方針を明らかにした。マンション本体を削る工事は5月以降にする。

 JR西は、昨年11月の被害者向け説明会で、4月までに大型クレーンを使ったマンション工事を開始する計画を示していた。しかし、一部の遺族は「4月25日をクレーンの下で迎えたくない」と反発、工事の延期を求めていた。

 25日午前、月命日で事故現場を訪れた真鍋精志社長は、報道陣に「大型クレーンの設置が目立つなら、基本的なスケジュールを損なわないような形で、可能な限り配慮したい」と述べた。