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 大相撲初場所で初優勝を遂げた大関琴奨菊は、3月の春場所で初めての綱とりに挑む。千秋楽から一夜明けた25日、「気持ちを引き締め直して、相撲人生に悔いが残らないよう臨みたい」と語った。

 横綱昇進については「大関で2場所連続優勝、もしくはそれに準じる成績」という内規がある。八角理事長(元横綱北勝海)は「(綱とりは)来場所の内容次第。目指して頑張ってほしい」と期待を寄せる。

 これまで好不調の波が大きかった琴奨菊にとって、いかに初場所の相撲を続けられるかが鍵になる。大関昇進後、2場所続けての2桁白星は1度しかなかった。初場所の前は初日に心身のピークを合わせようと意識して稽古したといい、春場所に向けては大きな成功体験となっている。

 30日で32歳になる。小学生の頃、「大きくなったらうちの部屋においで」と誘ってくれた先代の佐渡ケ嶽親方(元横綱琴桜)は、32歳1カ月で横綱に昇進を果たしている。「やってきたことが間違っていなかったと確信できた」。その言葉の真価が試される春場所になる。(波戸健一)