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 記録的な寒波の影響で九州・山口の各地の自治体で断水が相次ぎ、市民生活を直撃している。福岡県によると26日午前9時現在、県内で10万世帯以上が断水。大牟田市では26日午前0時から市内全域約5万5千世帯への給水をストップし、全面復旧には3日程度かかる見込みという。

 同市によると、23日からの冷え込みで、水道管破裂や漏水の連絡が26日午前1時までに1200件以上寄せられた。市全体で1時間に約1200トンが漏水していると推計され、緊急断水に踏み切った。自衛隊が出動し、小学校や公民館などで給水車で水を配った。市内の全小中・特別支援学校計31校は臨時休校とした。

 25日に約3千世帯が断水した北九州市では26日午前、約1400世帯分の断水は解消したが、新たに約900世帯を断水にした。全体の断水解除のめどは立っていないという。県によると、桂川町、添田町、大任町で全域が、田川市やみやま市などで一部が断水した。中間市では水道管破裂による漏水が数百件発生し、市内東部で断水した。

 佐賀県では伊万里市や唐津市で断水。両市はそれぞれ給水車を7カ所、2カ所に出したほか、唐津市は離島にペットボトル入りの水を配っているが、復旧のめどは立っていないという。山口祥義知事は、両市での給水支援のための災害派遣を自衛隊に要請した。

 山口県では、長門市や下関市で順次、断水が進められている。熊本や長崎、宮崎、鹿児島などの各県でも一部の自治体が断水の措置をとるなどしている。

 福岡管区気象台によると、26日朝は寒気の影響が残り、内陸部や山間部では冷え込んだ。ただ、寒気は急速に弱まりつつあり、27日は平年より気温が高くなる見込みという。

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 島根県でも水道管の凍結・破裂が相次ぎ、断水の影響が広がった。各自治体によると、浜田市で25日夜から26日早朝まで約1万7千世帯が断水したが、大半は復旧。一方で、26日午前の時点で同市と安来市などを中心に計約3600世帯で断水が続き、自衛隊などが給水活動を展開している。