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 廃棄食品の横流し問題で、カレーの壱番屋(愛知県一宮市)が廃棄を委託した冷凍カツ6万枚超が食品として流通していことが、複数の卸売業者への取材でわかった。約1年間でビーフカツ約4万3千枚、チキンカツ約2万3千枚にのぼり、愛知、岐阜両県が流通経路を調べている。

 カツは、廃棄を委託された産業廃棄物処理業ダイコー(愛知県稲沢市)が、みのりフーズ(岐阜県羽島市)に横流しした。名古屋市内の卸業者によると、昨年9月~12月、数回にわたり、みのりから、壱番屋のビーフカツ約4万3千枚を買い取った。その後、名古屋市内の二つの業者に転売したという。

 また、同じ卸業者は約1年前にも、みのりからチキンカツ約2万3千枚も購入し、同様に名古屋市内の同じ2業者に売ったという。この2業者も取材に、さらに転売したことを認めた。転売先のある業者は「廃棄品とは知らなかった。衣がはがれていて、売れないものもあった」と話す。