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 世界銀行は26日、今年の原油価格の見通しを1バレル=37ドルとして、昨年10月時点の予想の1バレル=51ドルから引き下げた。見直した要因に、経済制裁の解除でイランからの原油輸出の再開が想定より早まったことや、効率化やコスト削減が進んで米国のシェールオイルの生産が想定より減っていないことなどを挙げている。

 世銀は、供給が高止まりするという見通しや弱い需要への懸念から、年初から原油安が続いているとした。ただ、産油国の減産で供給がやがて減り、需要もいくらか増えるとして、30ドル割れをするようないまの価格水準からは緩やかに回復すると予想している。

 回復のスピードは、金融危機が起きた2008年や1998年などの下落後よりは緩やかになるとみており、「価格の見通しには著しい下ぶれリスクが残っている」とも分析。「主要新興国の経済の減速が想定より早まれば、資源価格をさらに下げ、資源輸出国や世界経済の成長を後退させうる」と警告した。(ワシントン=五十嵐大介

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