2015年に日本で最も売れた輸入車は独メルセデス・ベンツで、16年ぶりに同じく独のフォルクスワーゲン(VW)から首位を奪った。一方、米ビッグ3の一角であるフォード・モーターは年末までに日本から撤退すると表明。日本の輸入車市場での「欧高米低」の傾向が一段と鮮明になっている。

 「年間販売6万台を超える目標を達成でき、輸入車でナンバー1を獲得できた。大変充実した1年になった」。メルセデス日本法人の上野金太郎社長は25日の会見で、3年連続で過去最高を更新した昨年の販売をこうふり返った。

 15年連続首位だったVWは、排ガス不正問題によるイメージ悪化や、主力である「ゴルフ」の新型車などが振るわず、販売台数が6年ぶりに前年割れ。首位交代はこの「敵失」もあったとはいえ、メルセデス自体も売り上げを堅調に伸ばした。独BMWも前年超えし、欧州勢が上位を独占した。

 メルセデスは「自営業者や富裕層が買う高級車」というイメージを変え、幅広い層の顧客に向けた車種の充実を図った。200万円台後半の「Aクラス」や欧州で人気のディーゼル車を投入し、26車種、127モデルまで広げた。

 ブランドの発信にも力を入れた。東京や大阪に設けたショールーム「メルセデス・ベンツ コネクション」はブランド発信拠点と銘打って車の直接販売はせず、カフェやレストランを併設。難色を示す独本社を説得して開設したところ、ベンツ車に縁遠かった客を取り込む接点になったという。

 今年は、世界的に人気が高まるスポーツ用多目的車(SUV)を5車種増やし、ショールームの新改装も積極的に行う。首位の足場固めを急ぐ。

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