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■被告人質問の主なやりとり:2

 ――普通に覚えていてもおかしくないことを聞いていますが?

 現在、通院しておりまして、記憶障害の可能性があると診断されております。

 ――それはいつのこと。

 昨年12月9日です。

 ――その記憶の障害についてお医者さんから説明は受けましたか。

 はい、受けました。

 ――どのような説明を受けましたか。

 理解して頂けるよう努力させていただきますので、しばらくお待ち頂けますよう申し上げます(十数秒ほど沈黙)お答えいたします。病気によって、不安や緊張などから、記憶障害になっている可能性があると診断されております。

 ――そこでいう記憶障害は、不安や緊張が高まると、そのときの記憶が保持されないということなのか、元々あった記憶までなくなるということなのか。

 はい、そこまでの診断や説明は受けておりません。

 ――政務調査費をどれくらい使っているとか、どれくらい残っているかということについて、どうやって把握していたかについてご記憶はありますか。

 記憶を確認いたしますのでしばらくお待ち頂けますようお願い申し上げます。(沈黙)今となっては全く思い出せません。

 ――収支報告書というのは年度末、3月31日以後に提出するんですよね?

 記憶を確認いたしますのでしばらくお待ち頂けますでしょうか(沈黙)お待たせいたしました。えー、おたずねの通りで、4月ごろに提出しました。

 ――検察官の冒頭陳述で、4月の末に提出期限があったと。ご記憶とあっていますか?

 記憶を確認いたしますのでしばらくお待ち頂けますようお願い申し上げます

 ――(裁判長が質問)被告人。あのね、そんなに難しいこと聞かれてるわけじゃないし、どういうこと聞かれるかは大体分かっていますよね。考える時間が欲しいのはよくわかるけれど、記憶にあるかないかはすぐ答えられると思うんだけどどうですか。

 ……それは難しいと思います