大学入試センター試験に代わって2020年度から始まる新テストについて、文部科学省は、検討していた複数回実施を当面見送る方針を固めた。具体的な導入時期の検討は続けるが、10年程度かそれ以上遅れる可能性もあるという。

 新テストは、従来の「丸暗記」「一発勝負」を改めるため、「考える力」を測ることに加え、試験を複数回実施することが大きな柱だった。だが、高校教育の日程に影響することなどから、高校関係者を中心に慎重論が強かった。

 現在1月にあるセンター試験を複数回にする場合の時期を考えると、2月以降は大学個別の試験が相次ぐため、12月以前に前倒しされる可能性が高い。そうなると、高校の学習内容が試験までに終わらなかったり、部活動に支障が出たりすることが指摘されてきた。