【動画】雪で通行止めの九州道=竹井佑樹撮影
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 九州・山口を襲った記録的な寒波の影響は26日も続き、水道管凍結などによる断水や給水制限があった。朝日新聞の同日夕までのまとめでは、影響は九州・山口の全8県で26万世帯以上に及び、各県からの災害派遣要請を受けて自衛隊も給水支援などにあたった。

 福岡県大牟田市では、各地で水道管が凍結、破損して漏水が相次ぎ、配水池の水位が急激に低下して給水に不安が生じたため、26日午前0時から市全域約5万5千世帯への給水をストップ。これを含め、同県では18市町で12万世帯以上が断水した(午後6時時点)。

 このほか、長崎市や諫早市など長崎県内の14市町で約5万6千世帯が断水し、鹿児島県(約1万8千世帯)や佐賀県(約1万6千世帯)でも被害が目立った。

 影響は、教育や医療の現場にもおよび、福岡県教育委員会によると、水道管の凍結や破裂で水道やトイレが使えなくなるなどして市町立の小学155校、中学70校が休校。県内の私立高校では専願入試の日程と重なり、大牟田市の私立高校は仮設トイレを設置するなどして対応した。

 陸上自衛隊西部方面総監部によると、九州では熊本を除く6県から災害派遣要請があり、計15カ所にトレーラーを派遣して住民への給水支援をした。病院などにも給水を行った。

 交通の乱れは回復が進んだが、西日本高速道路によると、九州北部を中心に一部で雪が残っており、長崎自動車道や大分自動車道などの一部区間で通行止めが続いている。

 福岡管区気象台によると、冬型の気圧配置は解消され、27日には晴れ間ものぞく見込みで、日中の最高気温も週末にかけて平年より高くなるという。