【動画】奇抜な飲料を製造する木村飲料の工場=杉本崇撮影
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 わさびラムネ、神社で原材料を祈願した必勝合格ダルマサイダー、うなぎエキス入りうなぎコーラ……。奇抜な飲料を次々発売する木村飲料(静岡県島田市)は自社商品で約100種類を手がけ、世界37カ国に輸出している。失敗しながらも工夫を重ね、生き残ってきた。そこには中小企業が生き抜く知恵が詰まっていた。

 会社設立は1953年。3代目の木村英文社長(59)によると、当時、県内には地サイダー、地ラムネ業者が数十社あったという。「炭酸飲料は課税対象で高級な嗜好(しこう)品。サイダーはハレの日に出すものだった」

 潮目が変わったのは、1961年、コカ・コーラの輸入自由化だ。地サイダー業者は互いにすみ分けながら、米やパン、酒などを扱う近所の商店に商品を置いてもらっていた。だが、コカ・コーラはすべての商店に営業をかけてきた。

 その後、登場したスーパーやコ…

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