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 酪農・乳業の業界団体「Jミルク」は27日、2016年度もバターの供給が需要を下回り、バター不足になるとの見通しを発表した。原料となる生乳(搾ったままの牛乳)の生産量が前年度に比べ0・6%少ない約737万トンとなるため、近年品薄が続いている国産バターの生産量も0・7%少ない約6万6700トンになると予想。見込まれる需要は前年度並みの約7万4800トンで、約8200トンの不足が生じる計算だ。

 農林水産省は同日、ウルグアイ・ラウンドで決められた義務的な輸入枠で、ニュージーランドなどから7千トンを輸入すると発表した。このため、不足分は1200トンに抑えられる見通しだ。ただ、クリスマス向けのケーキやお菓子の需要が集中する10~12月には、国産バターが足りなくなる可能性がある。農水省は5月にも、さらに追加の輸入が必要かどうか判断する。

 近年は、バターの供給が統計上は足りていても、数量限定で販売する小売店もある。13日の政府の規制改革会議の作業部会では、コンビニ大手のローソンや都内の洋菓子店から「バターの供給量が足りない」との発言が相次いだ。

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