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 和歌山県紀の川市後田(しれだ)で昨年2月、小学5年生の森田都史(とし)君(11)が自宅近くの空き地で、刃物によって殺害された事件から5日で1年になる。都史君の父親(67)が朝日新聞の取材に応じ、心境を語った。

 「お父さん、お帰り」。仕事から帰ると、いつも元気な声で出迎えてくれた息子。父親は家の中で物音がすると、今も都史君が帰ってきたのではとその姿を探すという。「寂しさばかりです。現実をまだ受け入れられていません」

 殺人容疑で逮捕されたのは自宅近くに住む男だった。近くの河川敷で、大型の刃物の試し切りをするような姿がたびたび目撃されていた。父親はその周辺を最近、都史君の中学生の兄と散歩するようになった。