英グーグル・ディープマインド社が開発した人工知能(AI)が、ハンディキャップなしで囲碁のプロ棋士に初勝利した。チェスや将棋はすでにコンピューターが勝っているが、囲碁は盤面が広く、難しいとされてきた。自ら打ち方を学ぶ手法で克服したという。

 28日付の英科学誌ネイチャーに論文が掲載される。研究チームは「人間に勝つのは少なくとも10年後と言われていた囲碁で、AIが初めてプロに勝った瞬間だ」と成果を誇った。

 開発されたAIは、有段者らによる過去の対戦データから打ち方を学習。さらに自分同士で対戦する自習で腕を磨いた。対戦相手は中国出身で日本のプロ棋士とも同等の実力をもつ、2015年の欧州王者(二段)。5回の対戦で全勝の成績を収めた。従来の囲碁プログラムにも、99・8%の勝率をあげたという。

 AIは1997年にチェスの世界王者、2013年に将棋のプロ棋士に勝利した。コンピューターの性能が上がり、ある時点から終局まで多数の手を計算して勝率が高いものを選ぶといった「力業」を使った。

 しかし、囲碁は碁石を置く点が…

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