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 四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働について、佐伯勇人社長は27日、記者会見で「今年度中にはできない見通しとなった」と述べた。伊方3号機は原子力規制委員会で工事計画などの審査中だが、多数の指摘を受け、「検査の日程などを考えると年度内の再稼働は難しいと判断した」という。

 伊方3号機は規制委が昨年7月、原発の新規制基準を満たすとして四電の安全対策の基本方針を許可した。10月に愛媛県の中村時広知事と地元の伊方町の山下和彦町長が、再稼働への同意を表明していた。

 一方、4月から家庭向けの電力販売が自由化されるのを受けて、東京電力管内での販売を進める方針も表明した。「他の事業者に勝てるか精査してメニューづくりをしている」という。

 四電はこの日、2016年3月期の業績予想を発表し、売上高は前期比0・6%減の6600億円、経常利益は同18・4%減の200億円とした。原発の安全対策の工事費などが膨らんで利益が減ったという。(藤井達哉)

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