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 イランのロハニ大統領の訪問で、イタリア当局がレンツィ首相との共同記者会見場の美術館にある裸婦像を囲いで覆った。イスラム教シーア派を国教とし、女性の肌の露出を好ましくないとするイランに気を使った形だが、イタリア国内からは「自らの文化の否定だ」と批判も出ている。

 コリエレ・デラ・セラ紙(電子版)などによると、会場となったローマのカピトリーニ美術館には裸のビーナス像などが並ぶが、白いパネルで覆われた。事前の視察で、イラン側から裸婦像は不適切と指摘されたためという。イタリア側は、イスラム教で飲酒を禁じるイランの文化にも配慮し、晩餐(ばんさん)会ではワインを出さなかった。

 ロハニ氏の訪問中、イタリアはイランとエネルギーやインフラ分野で総額170億ユーロ(約2兆2千億円)の契約を結んだ。ロハニ氏は、イタリアの次にフランスを訪れる。(ローマ=山尾有紀恵)

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