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 愛知県内のベテラン社会保険労務士の男性がブログに「社員をうつ病に罹患(りかん)させる方法」と題した文章を載せた問題を受け、県社労士会は27日、臨時の倫理研修会を開いた。同会は男性を先月に3年間の会員資格停止処分にしたが、社労士全体の信頼失墜につながりかねないとして会員らに再発防止を呼びかけた。

 鬼頭統治会長は「社労士は公正な立場で労働・社会保険の法令の円滑な実施に寄与しなければならない。法令を順守しない事業主には指導し、労働者を保護するためにも働かなければならない」と強調。「ソーシャルメディアでの不適切な発信は信頼失墜につながる」と注意を求めた。

 同会の顧問弁護士は「社労士は国家資格で社会の信頼に応える職責が課せられている」と指摘。ある参加者は研修後、「ブログの内容は社労士以前の人間としていかがかという問題だ」とうんざりしていた。

 問題の文章は「すご腕社労士の首切りブログ」に昨年11月に掲載。社員を「うつ病にして会社から追放したい」との質問に答える形で、「失敗や他人へ迷惑をかけたと思っていること」などを繰り返しノートに書かせることなどを勧めた。