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■脇雅史・自民党参院議員

 (衆院選の「一票の格差」を「違憲状態」とした最高裁の)去年11月の判決は今までとは違う。(過去2回の判決は)これまでの制度が時代の流れの中で合わなくなり(最高裁から)変えて下さいとされた選挙制度の評価だ。それを受けて、(小選挙区を「0増5減」する)2012年11月の緊急是正法は、違憲状態を脱するために出した法律だ。明快に(法律の)提案理由の中で「違憲状態を解消するために緊急的にやる」と書いてある。私も賛成票を投じたが、当時の自民党も「これで違憲状態が解消する」という見解のもとにやった。緊急是正法は自民、公明、民主が賛成して成立した。国会議員は「憲法解釈上これをやれば良い」という意見だった。

 ところがそれが(最高裁に)否定された。我々が良いと思っていた憲法解釈が「間違いですよ」と言われた。不作為が問われたのではなく、自分のやった行為が問われた。これは憲法99条の、我々国会議員が特に重く課せられた憲法尊重擁護義務に当然違反し、誰か責任を取らなければいけない。そういう自覚もないこと自体が極めて問題で、憲法判断を間違うようであれば本来国会議員を辞めなければならない話だと思う。

 (緊急是正法は)これまでの1人別枠方式をやめた上で、一票の格差を2倍以下にしたことで違憲状態を脱することができたと思っていたわけだが、それが違憲状態になってしまった。国会議員はクビだと言うほどのことかというと若干情状酌量の余地はあるが、結果として間違えた。(国会内での記者会見で)

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