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 15人が死亡した長野県軽井沢町のスキーツアーバス事故を受け、国土交通省九州運輸局は28日朝、福岡市博多区の博多港中央埠頭(ふとう)で、クルーズ船で到着する外国人観光客らを乗せる出発前の貸し切りバスを抜き打ちで緊急監査した。

 監査官ら18人が、対面で点呼しているか、経路や休憩時間の「運行指示書」が漏れなく記入されているかなどを確認した。停車していた76台のうち37台を監査した結果、点呼の未実施や運行指示書の軽微な不備、車検証不携帯などの問題が23台で見つかり、指示・指導して改善させた。後日、会社に指導するという。

 桑島隆一・首席自動車監査官は、外国人旅行者の急増に伴うバスの不足で無理な運行が行われる懸念を指摘し、「バスの信頼回復のため、安全安心を第一に確認していきたい」と話した。今年度内に管内で30以上の事業者を監査する予定だという。(吉田真梨)