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 地元の歴史や自然を詠んだ「郷土カルタ」。上毛かるたの群馬県に次いで競技大会が盛んな埼玉県でいま、会員減少に悩む子ども会活動の核を担う。香川県では、地域のPRに一役買う「新顔」も登場。郷土愛の育成にとどまらず、その活用は広がりを見せている。

 「ベーゴマは 鋳物のふるさと 川口産」

 読み手の声が響き、小学生が絵札を次々に取っていく。1月の日曜日、埼玉県入間市では「彩の国21世紀郷土かるた県大会」予選会を控えて、練習会の真っ最中だった。昨年の県大会団体戦優勝の千葉花音さん(12)は「連覇したい。家でも1人で練習します」。

 埼玉県の郷土カルタは1982年、県教委が郷土教育向けに作製、14年前に「21世紀版」に衣替えした。普及に貢献したのが、今年で34回目を迎えた全県規模のこの大会。市町村ごとの予選会から主に子ども会組織が運営する。県内の子ども会の会員数は最近10年で約3割減少するなか、全学年が一緒に遊べるカルタはいまや会の活動の中心だ。

 入間市の練習会を開いた市子ども会育成会連絡協議会の梅陽子さん(52)は、「審判役の中学生も含め、色々な子の居場所にもなっている。地域間のつながりも密になった」と説明する。

 埼玉県が手本にしたのが上毛か…

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