【動画】サントリーサンゴリアス真壁伸弥主将からタグラグビーを楽しむ小学生へのメッセージ=仲川崇撮影
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■サントリーサンゴリアス主将・真壁伸弥インタビュー(上)

 タックルをする代わりにタグと呼ばれる腰ひもを奪い合うタグラグビーの「サントリーカップ第12回全国小学生選手権」(日本ラグビー協会主催、朝日新聞社など後援、サントリーホールディングス特別協賛)が2月20、21日、東京・味の素スタジアムで開かれます。大会に協力するトップリーグ・サントリーサンゴリアスで主将を担うFW真壁伸弥(28)のインタビューを2回に分けてお届けします。第1回は、楕(だ)円球を追いかける子どもたちへのメッセージです。

 ――タグラグビーをきっかけにラグビーを始める子供が増えています。真壁選手がラグビーを始めたきっかけを教えてください。

 「僕自身、タグラグビーを体験したことはありません。高校時代、身長が高くてラグビー部に誘われました。野球、サッカー、キックボクシング……。小中学生の時に様々なスポーツを体験したけれど、どれも長続きしなかった。不思議とラグビーだけは、いままで14年間、やめずに続けることができました」

 ――なぜですか。

 「練習すればするだけ、成果を実感できるところに最初はのめり込みました。例えば、筋トレを繰り返せばコンタクト(接触プレー)が強くなる。自分を鍛えるのが楽しかった。それが試合に出られるようになって、僕にとってのラグビーの魅力は次第に変化していきました」

 ――どんな変化ですか。

 「ラグビーは前にパスを投げられないから、ボールを持ったらチームの先頭を走らなければいけない。つまり、後ろには14人の仲間がいるわけです。びびって逃げ腰になれば、すべて見られてしまう。だから自然と『仲間のためにやらなきゃ』って責任が芽生えるんですね。そうやって信頼関係が育まれていくのが、いいなと」

 ――タグラグビーとも共通点がありそうですね。

 「ボールを持った選手が先頭に立たなければならないのは、ラグビーと一緒かもしれませんね。一番前を走ることは、仲間を背負うこと。人として成長できると思います」

 「タグラグビーにもトライを奪うためのサインプレーなど様々な作戦があるのではないでしょうか。どんなプレーをすれば勝てるか。考えに考え、仲間と何時間でも話し合って、ピッチで試してみてほしい。勝つために準備する過程を存分に楽しんでください」

 ――サントリーでは主将を務めています。

 「自分の言葉に『力』を持たせられるような行動を心がけています。簡単に言えば、みんなで決めたルールを率先して守る。プレーの決め事はもちろん、ピッチ外でもゴミを必ず分別して捨てるとか。団体生活では、どうしても乱れがちな部分ですから。行動で示さなければ、仲間はついて来てくれない」

 「昨年秋のワールドカップを機に、ラグビーを応援してくれる人が増えました。より一層、努力を重ねなければ失礼。そんな使命感も強まっています」

     ◇

 〈まかべ・しんや〉 1987年、仙台市出身。体を張ったプレーが持ち味のロック。仙台工高から中大に進み、2009年にトップリーグ・サントリーへ。日本代表として34キャップ。15年ワールドカップでは3試合に出場。192センチ、119キロ。