首都圏の私立中学入試が1日から本格スタートした。大手学習塾・栄光ゼミナール(東京都千代田区)によると、今年は1都3県で私立・国立の中学計400校の入試(定員約4万1千人)に、昨年と同程度の約4万5千人が挑戦する。

 塾関係者らによると、グローバル人材の育成や、大学入試改革をにらみ、思考力や表現力を磨く授業を積極的に採り入れている学校が人気だという。その一つ、東京都世田谷区の中高一貫校、三田国際学園は、講義形式ではなく生徒が主体的に探究するスタイルの授業を行っている。

 学校には、集合時間の1時間前の午前7時半過ぎから受験生らが次々に集まり、塾講師らから激励を受けて会場に向かった。入試は4日まで5回あり、定員は計160人。出願者数は1月末現在で昨年の約1・3倍の延べ約2830人に伸びた。今井誠・広報部長は「グローバル時代に通用する教育という方針が共感を集めているようです」。

 息子に付き添ってきた東京都大田区の会社員男性(51)は「息子にもグローバルな学びを経験して欲しい」と話した。(前田育穂)