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 任期満了(2年)に伴う日本相撲協会の理事候補選挙の立候補届け出が28日に行われ、10人の枠に11人が立候補し4期連続で選挙になることが確定した。九重親方(元横綱千代の富士)が出馬を断念。再選を狙う八角理事長(元横綱北勝海)、尾車事業部長(元大関琴風)、貴乃花親方(元横綱)らは、出身一門の票を順当に固めて当選する見込み。最後の1枠を、4人が立った出羽海一門の山響親方(元幕内巌雄)と、伊勢ケ浜一門の高島親方(元関脇高望山)の新顔同士が争うと見られる。

 3枠の副理事には4人が立候補。投開票は29日に行われる。

■理事長選びにも影響

 2期ぶりの理事返り咲きを狙った九重親方が、投票前日に立候補を取りやめた。六つの一門で全親方は99人いる。当初は当選ラインを上回る2桁の票を確保したと見られた。しかし、最終的には、所属する高砂一門以外からの支持がなくなり、「(票を)まとめられなかった」と語った。

 同じ高砂一門からは八角理事長が立候補。一門に所属する親方衆は12人で、2人を当選させるだけの基礎票はない。前回選挙でも同様に10人の枠に11人が立候補し、八角親方が9票で当選。九重親方は5票で落選した。同じてつを踏む前に今回は自ら不戦敗を選んだ形だ。

 今回の選挙には、最大勢力、31人の親方がいる出羽海一門から4人の新顔が立候補。昨年、死去した北の湖理事長(元横綱)の後を受けた八角理事長の続投か、新たなリーダーを求めるかが問われる選挙となる。新理事長は、当選した理事候補が春場所後の評議員会で正式に承認された後、理事の互選によって決められる。(竹園隆浩)

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