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 安倍首相は28日、甘利氏の辞任表明を受け、首相官邸で記者団に「任命責任は私にある。国民の皆さまに深くおわびしたい」と語った。首相は政権運営の立て直しを急ぐが、看板政策アベノミクスの司令塔を務めた甘利氏を閣内から失った痛手は大きい。新年度予算案などの国会審議や夏の参院選に向けた態勢づくりにも影響を与えそうだ。

 首相は27日の参院本会議での代表質問で、甘利氏について「経済再生、TPP(環太平洋経済連携協定)をはじめとする重要な職務に引き続き邁進(まいしん)してもらいたい」と続投させる意向を示していた。だが、28日には「甘利大臣から『国政に停滞をもたらすようなことがあってはならない。辞任をしたい』との申し出があった。大臣の意思を尊重することにした」と述べ、一転して辞任を容認。甘利氏の続投よりも、事態の収拾を優先した。

 甘利氏の後任の石原氏は28日夜、皇居での認証式を経て正式に就任した。石原氏は首相と懇意で、自民党幹事長や政調会長などを歴任。小泉内閣では国土交通相などを務めたほか、安倍首相が政権に復帰した12年12月から14年9月まで環境相も務めた。

 首相は石原氏について「アベノ…

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