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 スパイなどの容疑で2014年7月にイランで拘束され、今月、核問題での対イラン制裁解除に合わせて釈放された米ワシントン・ポストのテヘラン支局長、ジェーソン・レザイアン氏が29日、同紙の新社屋の開所祝いであいさつした。釈放後初めて公の場に姿を現し、拘束時の状況について語った。

 レザイアン氏は「イランの尋問官から、ワシントン・ポストなど存在しない、誰も私の苦境など知らない、米政府は私の開放に指一本動かさない、と言われ続けた」と話し、刑務所で拘束された18カ月間を振り返った。時折言葉を詰まらせながら、「我々の解放後、我々の自由を得るための多くの努力について知った。多くの人に感謝したい」と話した。

 ケリー国務長官は、昨年だけでも報道機関で働く71人が殺害され、約200人が拘束されていると指摘。「真実を知ることや好奇心は人間のDNAの一部だ。知識の欠如は独裁者やデマに力を与える。21世紀になっても、本当に自由といえる報道機関を持つ国に住む人は6人に1人しかいない」と話し、報道を統制する国を批判した。(ワシントン=五十嵐大介

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