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 28日のニューヨーク商業取引所は、主要な産油国が協調して減産するという見方が広がり、原油の先物相場が大きく値上がりした。国際的な指標となる米国産WTI原油の先物価格は、前日より0・92ドル(2・8%)高い1バレル=33・22ドルで取引を終えた。一時は1バレル=34ドル台に上昇し、約3週間ぶりの高値をつけた。

 最大の産油国サウジアラビアが各産油国が協調して生産を減らす提案をしたと報じられた。これを受け、原油供給がだぶついている状態が和らぐのではないかとの観測が広がり、買い注文が優勢になった。一時は34・82ドルまで値上がりしたが、実際に協調減産できるかどうかは不透明との見方から次第に売りが強まった。

 米原油先物価格は、中国経済が減速する懸念などを背景に下落が続き、今月20日には一時1バレル=26ドル台と約12年8カ月ぶりの安値をつけた。それ以降は買い戻しの動きも出て、やや値を戻している。(ニューヨーク=畑中徹)

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