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 イルカを飼育している全国約30の水族館が、飼育技術に関する情報交換などを目的に新団体「日本鯨類研究協議会」を立ち上げた。日本動物園水族館協会(JAZA)の内部にあった同様の組織「鯨類会議」が昨年、追い込み漁によるイルカの導入をJAZAが禁じた問題を契機になくなり、新組織を作ったという。

 山口県下関市の海響館が代表。追い込み漁の地元にあり、JAZAを退会した和歌山県太地町立くじらの博物館など6団体が幹事を務める。20日に水産庁の会議室で設立会議を開いた。組織加盟施設の約半数は太地町で捕獲されたイルカを飼育しているが、会は飼育のノウハウなどの情報共有が目的で、JAZAの方針に反対するための組織ではないとしている。くじらの博物館の桐畑哲雄副館長は「科学的な根拠をもって水族館での鯨類飼育の意義を深めたい。水産庁や大学など研究機関とも連携を取りたい」と話している。(東孝司)