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 紬織(つむぎおり)の人間国宝で、染織家の志村ふくみさん(91)が手がけた着物のファッションショーが1日、京都市左京区の京都国立近代美術館であった。出雲の阿国(おくに)や「源氏物語」の明石の姫君、「ベルサイユのばら」のオスカルら古今東西の人物から着想した、色とりどりの衣装をまとったモデル18人が舞台を舞った。

 志村さんの昨年の文化勲章受章を記念し、2日~3月21日に美術館である「志村ふくみ―母衣(ぼろ)への回帰」展の内覧会でのイベント。志村さんは風邪で欠席したが、長女で染織家の洋子さんは「『着て動くところをぜひ見てほしい』という母の願いで実現した」。ギタリストの村治佳織さんも志村さん作の衣装を着て演奏を披露した。モデルの一人は「自然の染料を使っているためか、緊張せずリラックスして着られる」。

 展覧会は新作16点を含む延べ約80点を展示。問い合わせは美術館(075・761・4111)へ。(安部美香子)