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 不振続きだったソニーの業績が復活しつつある。29日に発表した2015年4~12月期決算は、純利益が2361億円となって2年ぶりに黒字化した。通期も3年ぶりの黒字を見込む。テレビなど赤字事業のリストラにはめどが立ったが、復活を確実なものにできるかが問われる。

 「会社全体の収益構造は改善してきている」。ソニーの吉田憲一郎最高財務責任者(CFO)は記者会見で自信をのぞかせた。

 ソニーの15年4~12月期決算は、売上高が6兆2816億円、本業のもうけを示す営業利益が3870億円だった。前年同期より売上高は0・1%増、営業利益は2倍以上に増えた。16年3月期は売上高で前年比3・8%減の7兆9千億円を見込むが、営業利益は前年の4倍以上の3200億円、純利益は1400億円となる見通しで、09年3月期から続いた赤字体質から脱しようとしている。

 利益を支えるのは、金融とゲーム事業だ。ソニー生命を中心とする金融の営業利益が1394億円と全体の約3分の1を稼ぎ出す。ゲーム事業もプレイステーション(PS)4が好調で、過去のPSに比べて最速で累計販売台数は3500万台を突破した。「成長牽引(けんいん)領域」と位置づけ、積極的な投資も続ける方針だ。

 また、赤字が続いていたテレビ…

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