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 2005年に栃木県今市市(現日光市)で小学1年の女児(当時7)が連れ去られた事件で、殺人罪で起訴されている無職勝又拓哉被告(33)について、銃刀法違反の罪での裁判が29日、宇都宮地裁で始まった。勝又被告は「間違いない」と起訴内容を認めた。殺人罪にかかわる言及はなかった。

 今回の審理分の起訴状によると、勝又被告は14年1月、乗用車内にナイフ1本を所持したなどとされる。このほか、同県鹿沼市の自宅敷地内に偽のルイ・ヴィトンのショルダーバッグなどを販売目的で所持していたとする商標法違反の罪にも問われている。

 殺人罪については、2月29日から裁判員裁判で審理される。その前に、商標法違反と銃刀法違反の罪について裁判官のみで「区分審理」し、有罪か無罪かの「部分判決」を2月9日に出す。裁判員らは、殺人罪について有罪か無罪を判断したうえ、すべての事件を含めて判決を出す。この「区分審理」の仕組みは、裁判員には重大な事件にだけ参加してもらい、他の事件を審理する負担を軽くするのが目的で導入されている。

 勝又被告は14年1月に商標法違反容疑で逮捕され、同年6月に殺人容疑で再逮捕された。関係者によると、勝又被告は殺人罪については裁判で否認するとみられる。(岩佐友)