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 日本銀行が29日に打ち出した「マイナス金利政策」は市場の意表を突き、東京金融市場はこの日、日経平均株価や為替相場が乱高下し、長期金利は急低下した。日銀の狙い通りの効果が出るのか、専門家の見方も分かれている。

 29日の東京債券市場では、午後0時40分ごろに「マイナス金利政策」の導入の情報が伝わると、長期金利の指標となる10年物国債の流通利回りは急低下。一時、年0・090%まで下がり、初めて0・1%台を割り込んだ。少しでも金利が高いうちに国債を買う動きが広がったためだ。

 日銀は、金利を押し下げてカネ回りを良くすることで景気を上向かせる青写真を描く。野村証券の木下智夫氏は「金利の低下で、企業の設備投資や住宅ローンの借り入れの増加が予想され、経済にプラス」と評価する。