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 2015年1年間の人口移動について、転入が転出より多かった都道府県は、東京、神奈川、福岡、大阪など8都府県だったことが29日、分かった。東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)は11万9357人の転入超過で、20年連続。東京圏への人口集中が続いている。

 総務省統計局が住民基本台帳に基づく人口移動報告を公表した。都道府県で、転入が転出を上回ったのは、東京が最多で8万1696人。神奈川、埼玉が1万3528人、千葉1万605人、愛知8322人、福岡3603人、大阪2296人、沖縄16人の順だった。転出超過は北海道の8862人が最も多く、兵庫、新潟、青森、静岡と続いた。

 3大都市圏をみると、東京圏の転入超過が前年より9949人増加し、東京圏への集中がさらに進んだ。大阪圏(大阪、兵庫、京都、奈良)は9354人の転出超過、名古屋圏(愛知、岐阜、三重)も1090人の転出超過だった。

 1718市町村(東京23区は1市とする)をみると、転入超過は407市町村(23・7%)。東京23区が6万8917人と最も多く、大阪市、福岡市、札幌市と続いた。転出超過は1311市町村で、北九州市の3088人が最多。次いで神奈川県横須賀市、長崎市、茨城県日立市、青森市だった。

 東日本大震災の被災地は、前年まで3年連続転入超過だった宮城が、復興事業が一段落した影響で転出超過に転じた。岩手、宮城、福島の被災3県では、6593人の転出超過となり前年より3619人転出が増えた。(桑山敏成)