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 免疫を再活性化させる新しいタイプのがん治療薬「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ)について、厚生労働省は、1型糖尿病を発病する副作用に注意するよう求める通知を日本医師会や関連学会などに出した。薬が使える対象が、昨年12月に肺がんの一種にも広がり、使用患者が大幅に増えることが見込まれるためという。

 オプジーボは点滴薬。2014年7月に皮膚がんの一種「メラノーマ」の治療薬として承認された。厚労省によると、使用後に1型糖尿病を発症したとの報告が7例あった。死亡例はないが、1型糖尿病は急激に重症化し、適切な治療をしないと死亡するリスクもあるという。また、生涯にわたってインスリンの注射が原則必要になる。

 通知は28日付。患者に副作用の説明を十分にし、使用中の患者に急な血糖値の上昇、口の渇き、体重減少などが出た場合は、糖尿病の専門医と連携して対応することを求めている。(武田耕太)