[PR]

 NHKは29日、さいたま放送局の記者3人が業務用のタクシーチケット計約49万円分を不正に使用していたとして、約36万円を私的利用した記者(31)を諭旨免職とするなど上司も含め計8人の懲戒処分を決め、発表した。

 NHKによると、3人はいずれも埼玉県警を担当する男性記者。2014年7月から15年11月にかけて、友人との会食で都内と往復したり、バイク免許取得のため教習所に行ったり、バッティングセンターへの移動に使ったり、業務とは関係ない私的な理由でタクシーチケットを利用した。49万円以外にも通勤などで不適切な利用があったという。内部通報で発覚した。

 約12万円を私的利用した記者(23)は停職1カ月、6850円を私的利用した記者(29)は出勤停止5日。タクシーチケットを管理していた副部長ら上司5人は管理・監督責任で出勤停止の処分とした。

 2月から全国80の部局でタクシーの利用状況などを緊急調査するとともに、プロジェクトチームを立ち上げて再発防止策を検討するという。同日会見した人事担当の福井敬専務理事は「公共放送の職員がこのような不正行為を行い、上司が見過ごしていたことは極めて遺憾。視聴者の皆様に深くおわびいたします」と謝罪した。