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 長崎大は29日、アフリカで発見された危険度の高い「ルジョウイルス」について、ウイルスの粒子ができる仕組みの一部を解明した、と発表した。昨年12月末、米科学誌「ジャーナル・オブ・バイロロジー」の電子版に掲載されたという。

 同大によると、ルジョウイルスは2008年に南アフリカで発見され、5人が感染し、4人が死亡したという。エボラウイルスなどと同じ危険度の高い「BSL4」の病原体に分類されている。

 同大熱帯医学研究所は、感染性のない偽物のルジョウイルス粒子を作って研究し、粒子ができるのを邪魔する化合物があることを見つけた。BSL4の病原体を扱うことができる南アフリカの施設で、実際のルジョウイルスを用いた研究で、効果が実証されたという。

 ルジョウイルスの治療法についての研究は進んでいないといい、研究した浦田秀造助教は「将来の有効な薬の開発につながれば」と話す。(岡田将平)