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 国内では毎年約7万人が新たに乳がんと診断される。がん研有明病院(東京都)の新井(あらい)正美(まさみ)・遺伝子診療部長(56)によると、がんは一般的に、遺伝要因や環境要因(食生活や喫煙など)、加齢などで発症する。乳がんでは、約5~10%が生まれつきの遺伝子変異による「遺伝性」とみられている。

 病的な変異があると乳がんや卵巣がんのリスクが高くなる主な遺伝子が、「BRCA1」と「BRCA2」だ。変異があれば、未発症も含めて「遺伝性乳がん・卵巣がん(HBOC)」と呼ばれる。

 遺伝子変異が親から子へ伝わる確率は、性別にかかわらず50%。変異のある人がすべて、がんになるわけではない。例えば、BRCA1に変異を持つ女性は、70歳までに約60%が乳がんを、約40%が卵巣がんを発症するという推計もある。男性は前立腺がんや、まれに乳がんになる場合がある。

 遺伝子変異が見つかると、検診や予防的切除などが選択肢になる。乳がんは、こまめな検診で早期発見できる可能性がある。

 一方、卵巣がんは検診で見つかりにくい。慶応大産婦人科の青木(あおき)大輔(だいすけ)教授(58)は「卵巣がんは進行した状態で発見されることが多く、死亡率も高い」と指摘する。

 連載で紹介した愛媛県の40代…

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