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 個人情報を盗み取れるウイルスをパソコンに保管していたとして、兵庫県警は1日、県内の高校2年の男子生徒(16)を不正指令電磁的記録保管容疑で書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。ウイルスが使われた形跡はなかった。容疑を認めている。

 捜査関係者によると、生徒は2013年10月~昨年4月、他人のパソコンから個人情報を盗み取れる遠隔操作ウイルスを海外のサイトからダウンロードし、自宅のパソコンに保管していた疑いがある。生徒宅のパソコンには、約30のウイルスのようなプログラムや、大量のデータを送りつける「DoS(ドス)攻撃」などに使える約90のツールも保管されていたという。いずれも使われた形跡はなかった。

 生徒は、政府機関などにサイバー攻撃を繰り返しているとされる国際的ハッカー集団「アノニマス」に憧れ、メンバーを名乗る国内外の十数人とSNSなどで交流。DoS攻撃用ツールの作成指導も受けたという。一部のメンバーとSNSのやり取りでトラブルが生じた後、自分が攻撃を受ける恐れもあると考え、対抗手段としてウイルスを入手したと供述しているという。

 生徒が「日本政府を攻撃したい」という内容をツイッター投稿したのを県警サイバー攻撃特別捜査隊が発見し、調べていた。