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 関西電力は、福井県高浜町の高浜原発3号機(出力87万キロワット)が30日午前6時に、核分裂反応が原子炉内で連続して起きる「臨界」に達したと発表した。2月1日午後2時ごろに試験的な調整運転に入り、発電と送電を始める。最終検査を経て、2月下旬から営業運転に入る。

 関電は29日夕に、核燃料の核分裂反応を抑える制御棒を引き抜く作業をし、3号機を3年11カ月ぶりに再稼働させた。

 同社は高浜4号機(87万キロワット)についても、1月31日午後に原子炉内へ核燃料を運び入れる。2月下旬に再稼働させ、3月下旬から営業運転をめざす。東日本大震災後の新規制基準のもとで4基目となる。

 関電は大震災前まで、発電量の5割近くを原発に頼っていた。震災後は原発の代わりに使う火力発電所の燃料費が経営を圧迫し、2015年3月期まで4年連続の赤字だった。(伊藤弘毅)