サマーズ元米財務長官は29日の講演で、日本銀行が始めたマイナス金利政策について、「日本はインフレよりデフレのリスクが大きい。政策はおおむね妥当だ」と評価した。

 その一方で、米国の中央銀行、米連邦準備制度理事会(FRB)が昨年12月に9年半ぶりの利上げに踏み切ったことについては、「彼らはこの数カ月で過ちを犯した。先行きの物価の予想が下向きになっている時に、インフレの幻影と戦っているようだ」との見方を示した。

 一方、全米12の地区連銀の一つ、ダラス連銀のカプラン総裁は29日、ロイター通信の取材に対し、日銀のマイナス金利について「ドルに対していくらかの影響があるだろう」と指摘。「日本は必要なことをやっている」としながらも「状況を注視している」と話した。(ワシントン=五十嵐大介

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