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 世界各地に展開する国連平和維持活動(PKO)隊員らによる性的搾取・虐待問題について、国連のアンソニー・バンベリー事務次長補は29日、2015年の子どもを含む被害の申し立ては計69件になる見込みと発表した。国連は今回、一部の隊員らの出身国を初めて公表した。詳細は2月の報告書で公表される。

 発表によると、69件のうち22件は中央アフリカに展開中のPKO部隊がかかわったという。バングラデシュやコンゴ民主共和国、ニジェール、セネガル出身の隊員ら計10人が子どもと性的関係を持ったことが疑われ、金銭を授受した可能性もあるという。

 国連は隊員らに18歳未満との性行為はもちろん、相手が大人でも性行為の対価として金銭や雇用機会、物資を与えることを禁じている。ただ、隊員の行為に対する捜査や処罰の権限は派遣国にある。

 国連はコンゴ民主共和国に捜査官の任命を依頼したが、期日までに返事がないという。問題を起こした隊員が派遣国で適切に処罰されていないケースが多いと指摘されている。

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