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 日本銀行のマイナス金利政策の導入決定を受け、29日の米株式市場は大幅に値上がりし、外国為替市場では円安が進んだ。年明けから続く金融市場の動揺はひとまず収まったようにみえるが、日本の金融機関や産業界では、新たな政策への期待と不安が交錯する。

 「日銀のサプライズ(驚き)政策に尽きる。市場にかなりのマグニチュードを与えたようだ」。米国で影響力のある経済専門テレビCNBCは、専門家のこんな解説を放送した。

 ダウ工業株平均の終値は1万6466・30ドルと前日より2・47%上昇し、約5カ月ぶりの上げ幅。ニューヨーク外国為替市場の円相場は一時1ドル=121円70銭まで急落し、昨年12月中旬以来約1カ月半ぶりの円安ドル高水準をつけた。

 サマーズ元米財務長官は29日の講演で「日本はインフレよりデフレのリスクが大きい。政策はおおむね妥当だ」と評価。一方、メディアからは「新たな通貨安競争の懸念につながりかねない」(英紙フィナンシャル・タイムズ)、「日銀の黒田総裁はサプライズを使い果たし、安倍政権の構造改革は時間切れ」(米紙ウォールストリート・ジャーナル)との指摘も出た。

 29日の東京市場では、日経平…

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