昨年11月に74歳で亡くなった前大阪商工会議所会頭の佐藤茂雄さん(元京阪電気鉄道社長)のお別れの会が1日、大阪市内のホテルで開かれた。政財界の関係者ら約2500人が参列し、関西経済の発展に力を尽くした佐藤さんの死を悼んだ。

 祭壇にはほほえむ佐藤さんの遺影が掲げられた。親交のあった小泉純一郎・元首相は「ざっくばらんで、楽しい人。暖かくなったらゴルフをしようと話していた」と惜しんだ。関西経済同友会代表幹事の村尾和俊・NTT西日本社長は「はっきり物を言い、関西を引っ張る機関車のような力強い人だった」と話した。

 後任の会頭で、お別れの会の共同実行委員長を務めた尾崎裕・大阪ガス会長は「飾らぬ言動、明朗闊達(かったつ)なお人柄が多くの人を引き付け、魅了した」と偲(しの)んだ。

 佐藤さんは2001年に京阪社長となり、07年に最高経営責任者に就くなど長く経営を率いた。10年に大商会頭に就任し、「千客万来都市OSAKA」のビジョンを掲げて関西のにぎわいづくりに力を入れたが、任期途中に体調を崩した。