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 シリアの首都ダマスカス郊外で1月31日に起きた連続大規模爆発について、在英の反体制派NGO「シリア人権監視団」は同日、子ども5人を含む71人が死亡したと発表した。

 爆発について、過激派組織「イスラム国」(IS)が同日、敵視するイスラム教シーア派を狙ったとの犯行声明を出した。声明が事実なら、アサド政権の「おひざ元」であるダマスカス郊外での自爆攻撃成功で、政権側にISの首都周辺への浸透ぶりと脅威を見せつけたことになる。

 今回の爆発は、国連がシリア内戦の停戦を目指し、スイス・ジュネーブにアサド政権と主要反体制派を招いて和平協議を始めたさなかに起きた。IS掃討を優先させたい米国や欧州諸国は今後、アサド政権と反体制派の双方に対し、協議を進展させるよう圧力を強めるとみられる。(ジュネーブ=春日芳晃