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 北海道帯広市が運営する地方競馬「ばんえい競馬」をめぐる馬券不正購入事件で、道警は1日、元騎手の男(43)ら13人を競馬法違反(馬券購入)の疑いで釧路地検帯広支部に書類送検し、発表した。道警によると、「馬の調子がわかるので調子の良い馬の馬券を買えばもうかると思った」と供述するなど、いずれも容疑を認めているが、八百長は確認されていないという。

 ほかに書類送検されたのは、厩務(きゅうむ)員の男(31)、20~50代の元厩務員の男女10人、元厩務員の妻(42)。発表によると、元騎手らは2015年4~12月、購入が禁止されているのに、インターネットの馬券購入サイトで、ばんえい競馬を含む地方競馬の馬券を購入した疑いがある。元騎手や元厩務員は昨年12月までばんえい競馬で働いていた。

 道警によると、1人で約7千回(約400万円分)の購入履歴が確認されたケースがあった。1人で計約50万円の利益をあげていた例もあったという。

 ばんえい競馬は、北海道開拓の農耕馬遊びがルーツ。馬が鉄そりを引き、障害の坂を越える。国内の公営競馬としては帯広市のみで開催。14年度の馬券売り上げは約132億円。